鹿島アントラーズ 最新ニュース
2025明治安田J1リーグ第13節が29日に各地で行われ、鹿島アントラーズは敵地で横浜FCと対戦した。怪我人を多く出しながらもここ数試合は奮闘を見せ、今節も快勝。暫定ながら首位を奪還した。厳しい台所事情のなかでチームを牽引するひとりが、鹿島9年目のベテラン・三竿健斗だ。(取材・文:元川悦子)
主力が続々離脱…。満身創痍の鹿島アントラーズ
3月終了時点で5勝1分1敗という快進撃を見せ、首位固めに入ると見られた鹿島アントラーズ。ところが、4月に入るや否や、サンフレッチェ広島、京都サンガF.C.、セレッソ大阪に3連敗。そのタイミングで濃野公人や小池龍太、レオ・セアラ、樋口雄太といった主軸のケガが相次ぎ、鬼木達監督体制初の大きな窮地に陥った。
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そこで指揮官は、チャヴリッチや荒木遼太郎をスタメンに抜擢し、右サイドバック(SB)にセレッソ戦途中から緊急出場させた津久井佳祐を固定するという斬新な選手起用を見せ、ファジアーノ岡山を撃破。ここで師岡柊生がアキレス腱断裂の重傷を負うと、今度は田川亨介を最前線に置き、続く名古屋グランパスにも勝利。苦しみながらも再び連勝街道を歩み始めることに成功した。
こうした中、迎えたのが、4月29日のアウェイ・横浜FC戦だ。ここで3連勝できれば再びトップに立つ可能性も見えてくる。指揮官は今回、U-17日本代表のエースFW・16歳の吉田湊海をベンチ入りさせ、貪欲に勝ち点「3」を取りに行った。
しかしながら、前半はニッパツ三ツ沢球技場のピッチ状態に苦しみ、思うようにボールを保持できない。むしろ環境に慣れている相手の方がスムーズにボールを運び、主導権を握っていた時間帯もあった。
「繋いでいくのが難しい中で、繋げる時は繋ぎながらも、とにかく失点しないことを考えていました」と語るのは、今季リーグ戦初先発した三竿健斗だ。