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Jリーグ 1か月前

成長できていない? レンタル先で苦しんでいるJリーグの逸材6人。こんなはずでは…。苦しむ若者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:本間ジャスティン(ほんま・じゃすてぃん)

本間ジャスティン
【写真:Getty Images】

生年月日:2005年8月26日(19歳)
所属クラブ:ヴィッセル神戸→松本山雅FC
今季リーグ戦成績:2試合0ゴール0アシスト

 松本山雅FCの本間ジャスティンには、もう少し出場機会を与えて欲しいところである。

 現在19歳の本間は、アメリカ人の父と日本人の母をもつ右サイドバック(SB)の逸材だ。ガンバ大阪門真ジュニアユース、ヴィッセル神戸U-18を経て、2024年に神戸のトップチームに昇格。同年8月には、シーズン終了まで横浜F・マリノスへ期限付き移籍することが発表された。

 マリノスでは背番号49を背負った本間だが、公式戦で出番は訪れず。それでも、約半年間の武者修行で得たものは大きかったようで、本人はマリノスのクラブ公式サイトを通して「全く異なった環境とプレースタイルで、学ぶことがたくさんあり、自分の成長にプラスになることばかりでした」とチームに感謝を述べている。

 今季はカテゴリーを落とし、J3の松本山雅FCに期限付き移籍することを決断。新天地では右SB(またはウイングバック)のポジションを争っているが、ここまでのリーグ戦で本間が出場したのは2試合のみという状況だ。直近のリーグ戦2試合ではベンチを温めており、チームのリーグ戦連勝に絡めなかった。

 とはいえ、YBCルヴァンカップ1回戦のサガン鳥栖戦と2回戦のアルビレックス新潟戦では先発出場を果たしており、着実に経験を積んでいる。まだまだ粗削りな部分は残るものの、持ち味である縦への推進力や粘り強い守備は試合の随所で発揮されており、今後の成長が期待できるだろう。

 現状では控えが定位置だが、今後の成長次第ではシーズン終了後にその序列を覆しても不思議ではない。山雅が掲げる目標「J2昇格」に自身がどれだけ貢献できるかで、これからのキャリアは大きく変わってくるはずだ。

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