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Jリーグ 7日前

成長できていない? レンタル先で苦しんでいるJリーグの逸材6人。こんなはずでは…。苦しむ若者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがあるが、サッカー界では若手選手を成長のために期限付き移籍させることが多い。しかし、すべての選手が順風満帆なキャリアを送ることができるわけではなく、才能豊かな選手が武者修行先で出場機会確保に苦しみ、伸び悩むことも少なくない。今回はレンタル先で苦戦気味の逸材Jリーガーを紹介する。

※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は5月6日時点。

MF:梶浦勇輝(かじうら・ゆうき)

梶浦勇輝
【写真:Getty Images】

生年月日:2004年1月2日(21歳)
所属クラブ:FC東京→FC今治
今季リーグ戦成績:0試合0ゴール0アシスト

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 大きな飛躍を遂げた若きミッドフィルダーが、新たな挑戦の場で困難に直面している。

 現在21歳の梶浦勇輝はFC東京のアカデミー出身。2022年にトップチームへ正式に昇格すると、同年は公式戦8試合に出場を果たした。その名前が注目株として広く認知されるようになったのは、2023年から2シーズンにわたり、期限付き移籍の形で在籍していたツエーゲン金沢での活躍である。

 J2で戦った2023シーズンはリーグ戦30試合に出場。翌2024年、チームはJ3へ降格したが、引き続き武者修行を継続し、リーグ戦38試合すべてに出場した。それまでボール奪取を武器とする守備的なボランチだった梶浦だが、このシーズンはシャドーの位置でも起用されるようになり、リーグ戦8ゴール6アシストと秘めた攻撃性能が開花した。

 この2年間で、梶浦はやや守備的なMFから、攻守両面で力を発揮する「万能型MF」へと進化。持ち前の豊富な運動量と守備力に加え、得点力という新たな武器を手にし、現代サッカーの中盤に求められる理想像へと近づいていった。

 そんな梶浦は今季、新たなステージとしてFC今治への育成型期限付き移籍が決定。副キャプテンに就任するなど、チームとサポーターからの期待も高まっていた。

 しかし、いきなり壁にぶつかった。2月5日のトレーニング中に右足を負傷し「右足関節内果骨折」と診断され、21日にはクラブから手術実施が発表された。これにより、新天地で迎えた今季はここまで公式戦の出場はなし。この怪我が、彼の成長スピードに悪い影響を与えないことを願うばかりだ。

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