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Jリーグ 1か月前

成長できていない? レンタル先で苦しんでいるJリーグの逸材6人。こんなはずでは…。苦しむ若者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:岡澤昂星(おかざわ・こうせい)

岡澤昂星
【写真:Getty Images】

生年月日:2003年10月22日(21歳)
所属クラブ:セレッソ大阪→藤枝MYFC
今季リーグ戦成績:4試合0ゴール0アシスト

 確かな才能をもつ若きミッドフィルダー、岡澤昂星は藤枝MYFCで定位置を確保することができるだろうか。

 現在21歳の岡澤はセレッソ大阪の下部組織出身。2022年にトップチームに正式昇格を果たすと、同年夏からはレッドブル・ブラガンチーノ(ブラジル1部)への期限付き移籍を経験している。岡澤はU20チームで背番号10を着用し、ブラジルサッカー界において“若手の登竜門”ともいえる「Copinha2023」大会に出場した。

 その後、セレッソに復帰した同選手は、2023年夏から昨季終了までFC琉球に期限付き移籍した。琉球ではボランチやアンカーとしてレギュラーの座を掴み、昨季はリーグ戦37試合に出場。2ゴール1アシストの記録以上に、持ち味である視野の広さとブラジルで磨き上げた展開力が光った。

 昨年6月にはJリーグの月間ヤングプレーヤー賞を受賞するなど順調な成長を見せている岡澤。しかし、今季は一転して厳しい立場に置かれている。

 昨季限りで琉球を離れ、今季からは藤枝MYFCに期限付き移籍することを選んだ同選手は、開幕からリーグ戦3試合連続出場とまずまずのスタートを切った。しかし、第4節以降はベンチを温める試合が多くなり、出場機会が減少。第9節から第12節までの4試合は全てベンチ外だった。

 それでも、第14節のベガルタ仙台戦では久々に先発のチャンスをつかみ、54分に交代するまで中盤で奮闘。精度の高いキックと機動力を武器に、チームに安定感をもたらした。

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