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Jリーグ 1か月前

成長できていない? レンタル先で苦しんでいるJリーグの逸材6人。こんなはずでは…。苦しむ若者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:鶴野怜樹(つるの・れいじゅ)

鶴野怜樹
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年1月26日(24歳)
所属クラブ:アビスパ福岡→愛媛FC
今季リーグ戦成績:2試合0ゴール0アシスト

 レンタル先で苦しんでいる選手の1人に、MF鶴野怜樹がいる。2023年にアビスパ福岡でプロデビューを果たした24歳は、期限付き移籍先の愛媛FCでなかなか結果を残せていない。

 今季から愛媛に加入した鶴野は、一瞬の加速力と圧倒的なスピードを持ち味とするアタッカーだ。新天地では第1節のカターレ富山戦で先発に名を連ねると、その後も4試合連続で起用されるなど監督の信頼を掴むことに成功。個人としては上々のシーズン序盤戦を過ごした。

 だが、第8節のレノファ山口FC戦でベンチ外となると、状況は一変する。

 鶴野は6試合連続でベンチ外となり、突然試合に関与することができなくなった。現時点でクラブから負傷情報等は明かされていないため、その真相は謎に包まれているが、どのような理由にせよ、サッカー選手にとって出場機会が無いのはあまりに苦しい。

 また、チームも開幕から苦戦を強いられており、現在はJ2最下位に低迷。チームの浮上に貢献できないことにも、同選手は忸怩たる思いを抱えていたはずだ。

 しかし、そんななか迎えた第14節のいわきFC戦で、鶴野はようやくベンチに復帰。73分に田口裕也に代わってピッチに立ち、戦列復帰を果たした。

 試合は終盤に追いつかれて勝ち点2を失う悔しい結果となったが、鶴野にとっては再出発となる一戦である。ここから自身のプレーでチームに変化をもたらし、愛媛反撃の狼煙をあげることができるだろうか。

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【了】

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