15位:半田陸(はんだ・りく)

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年1月1日
所属クラブ:ガンバ大阪
能力値:78(攻撃力75、テクニック75、スピード80、パワー80、守備力80)
スペシャリティ(特殊能力):カウンターパス
身体的な強さもさることながら、サッカーIQが非常に高く、攻守両面において幅広いプレーで重要な役割を果たしている。U-17サッカー日本代表ではキャプテンを担っていた選手で、責任意識の高さはトップ昇格したモンテディオ山形でも見せていた。
2023年に加入したガンバ大阪ではチームが苦しい時期でも、獅子奮迅の守備で仲間を助ける姿が目立っており、いかなる時も態度を変えない振る舞いも、ここからのさらなる飛躍を予感させる。
元々センターバックを本職としていただけあり、守備のデュエルはもちろん、ゴール前のカバーリングなどでも存在感を見せる。相手から直接ボールを奪えば、巧妙なカウンターパスを前方の味方に通してチャンスの起点になる。
自分たちがボールを握る時間帯にはシンプルに攻め上がるだけでなく、中央や左側から攻撃が展開されている間に、相手ゴール前に顔を出すなど、第三、第四の動きが効果的なアクセントになっている。
代表では“第2次・森保ジャパン”のスタートとなった2023年3月にA代表に初招集されたが、左腓骨の負傷で長期の欠場を強いられたことで、ステップアップの道を阻まれた。
さらに2024年のパリオリンピック(パリ五輪)を目前としたU-23の代表活動でも同じ箇所を負傷して、本大会の出場を阻まれた。しかし、そうした“悲劇”も前向きに乗り越えるメンタリティはプロ選手の鑑と言える。