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明治安田Jリーグでは、様々な特徴を持つ選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化することは極めて困難だが、それを承知の上で、プレースタイルなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。今回は、サイドバックを本職とするJリーガーの能力値ランキングを紹介する。(選定・文:河治良幸)
20位:白井康介(しらい・こうすけ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1994年5月1日
所属クラブ:FC東京
能力値:75(攻撃力70、テクニック75、スピード85、パワー70、守備力75)
スペシャリティ(特殊能力):連続アップダウン
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小柄な体をフル稼働して攻守の多くの局面に関わる、右サイドのハードワーカー。JFL時代の福島ユナイテッドFCでキャリアをスタートしてから、これまで多くのクラブを渡り歩きながら、チームを率いる監督の信頼と評価を勝ち取ってきたことが、白井康介のストロングを物語る。つまり、戦術的な適応力が高く、周りの選手との相性を問わないのだ。
J1のサイドバックでもトップレベルのスピードを持続的に繰り出せる。縦のドリブルもあるが、ボランチにボールを預けて素早く裏に抜けてリターンを受けるなど、周りを生かす攻撃でチャンスを演出する能力も高い。攻守の割合は50-50だが、アップダウンの回数が多いので、高い位置で攻撃に絡むシーンも多くなる。
心身両面での溢れるバイタリティが目を引くが、強いて課題をあげるならクロスの質か。アシストは愛媛FC時代の2017年にJ2で記録した「7」が最多で、J1では北海道コンサドーレ札幌時代の2021シーズンにマークした「3」だ。
ただ、クロスを正確に蹴れないわけではない。明確なクロスのターゲットになるタイプのFWがいない中で、マルセロ・ヒアンや佐藤恵允など、鋭い動き出しを持ち味とする新加入選手とのイメージが噛み合ってくれば、アシストを量産できる可能性もある。
DF登録の選手ではあるが、所属クラブが3バックを採用しているケースが多く、松橋力蔵監督が率いる今シーズンのFC東京でも、右ウイングバックが定位置になっている。