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明治安田J1リーグ第15節が7日に行われ、サンフレッチェ広島は湘南ベルマーレに1-0で勝利した。前節同様、勝ち点3獲得の立役者になったのが、ブレイク中の中村草太だ。かつて広島で活躍した“ある先輩”と境遇が似ている中村は、彼の背中に追いつくべく、チームを勝たせられる存在へと進化していく。(取材・文:元川悦子)
苦しいサンフレッチェ広島を救った中村草太

【写真:Getty Images】
ミヒャエル・スキッベ監督就任後は、2022・2023年がJ1・3位、2024年が同2位と、着実に順位を上げてきたサンフレッチェ広島。4年目の今季は、優勝候補筆頭に挙げられていた。
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しかし、シーズン序盤にトルガイ・アルスランという攻撃のキーマンが負傷し、変化をつけられる中島洋太朗も長期離脱を強いられ、攻撃面が停滞。4月に入ってからファジアーノ岡山、名古屋グランパス、浦和レッズ、アルビレックス新潟に4連敗を強いられ、順位も一時は12位まで後退していた。
それでも、大型連休中の5月3日に行われたアビスパ福岡戦を何とか2-1で勝ち切り、再浮上のきっかけをつかんだ。その立役者となったのが、終了間際にPKを奪った大卒ルーキー・中村草太だ。彼の思い切りのいい飛び出しによって得たPKをジャーメイン良が蹴り込み、つかんだ白星は非常に大きかった。そのいい流れを、中3日で迎えた7日の湘南ベルマーレ戦にもつなげる必要があったのだ。
ここ3試合、右ウイングバック(WB)で起用されていた中村はこの日、本来のシャドウに戻って先発。「得点に絡んでやろう」という野心満々でピッチに立った。
その意気込みが、開始早々の2分にいきなり出る。