6位：名古屋グランパス

本拠地：豊田スタジアム
収納可能人数：4万2,753人
2024シーズン1試合平均：2万7,650人
2025シーズン1試合平均：2万9,639人
前年比：7.2%

　名古屋グランパスは2025シーズン、J1リーグで下位に低迷しているものの、観客動員では好調を維持し、前年比7.2%増の1試合平均2万9,639人を動員している。

　この上昇率は全体で6位に相当するが、そもそも名古屋は2024シーズンにクラブ史上最多となる平均2万7,650人を動員していた。

　代表取締役社長の小西工己氏は、シーズン終了後、「57万人のグランパスファミリーの皆さまが創り上げてくださった圧倒的なホームの雰囲気は、いつも我々を力強く後押ししてくれました」と、感謝の言葉をクラブ公式サイトに綴っていた。

　前年の施策に手応えを感じた名古屋は、今シーズンも精力的に集客活動を続けており、6月末までに6試合で3万人超えを達成。このランキングの数字にはカウントされていないが、7月の東京ヴェルディ戦で3万4,095人を動員したことで、1試合平均は3万44人になった。

　昨シーズンは平日開催が3試合で平均動員1万3,477人と振るわなかったが、今シーズンはここまで平日開催が第8節・横浜F・マリノス戦の1試合のみで、2万1,892人を動員。今後、ホームでの平日開催が予定されていない点も動員維持に追い風となる。

　さらに昨シーズンのホーム最終戦はラリージャパン開催の影響で、岐阜メモリアルセンター長良川競技場での開催となったため、動員は1万4,734人に落ち込んだが、今シーズンはすべてのホームゲームを豊田スタジアムで行う予定で、クラブ初のシーズン平均3万人超えが現実味を帯びている。

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