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Jリーグ 4か月前

最も払っているのは? J1クラブ高額人件費ランキング6~10位。充実した戦力を持つチームは?

シリーズ:高額人件費ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:鹿島アントラーズ

鹿島アントラーズ
【写真:Getty Images】

2024年度トップチーム人件費:24億7500万円
2024シーズン順位:5位

 Jリーグ最多優勝を誇る名門・鹿島アントラーズだが、2024年度決算のトップチーム人件費は24億7500万円でリーグ8位。トップクラスと比べると、やや抑えた投資規模となっている。

 鹿島が最後にJ1優勝を果たしたのは2016シーズン。それ以降はトップ5圏内を維持しつつも、頂点には届いていない。トップチーム人件費は2018年度を除き20億円台を維持しており、リーグ平均以上ではあるが、突出した額ではない。

 背景には財政規模の限界がある。2024年度決算の売上高は72億円で、リーグ7位となっており、財政規模としては優勝を目指すのはやや物足りない。

 そんな中でも2025シーズンは鬼木達監督のもとでチームは好調で、第25節終了時点で首位に立っている。

 セレッソ大阪から加入したレオ・セアラがここまでリーグ戦で14得点を挙げる大活躍を見せ、鈴木優磨、柴崎岳、植田直通と、経験豊富な高額年俸帯の選手も存在感を示し、フレッシュな若手もチーム内競争の活性化に寄与している。

 派手な補強は行わずとも安定した強さを発揮してきた鹿島だが、ベテランと若手、そして新戦力がかみ合った今シーズンは、9年ぶりの優勝を狙える好機となっている。

 この夏には横浜F・マリノスからエウベルを獲得。優勝へのラストピースとして期待がかかる。

 抑制された予算の中でも結果を追い続ける姿勢は、鹿島らしい勝負強さを物語っている。

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