7位:FC町田ゼルビア
2024年度トップチーム人件費:24億7800万円
2024シーズン順位:3位
FC町田ゼルビアの2024年度トップチーム人件費は24億7800万円で、Jリーグ全体で7位。J1平均の20億8600万円を大きく上回っており、昇格1年目ながら3位という成績を収めた背景には、確かな投資があった。
町田はここ数年で急成長を遂げたクラブだ。2022シーズンは人件費7億4400万円でJ2・15位に沈んだが、2023シーズンにはリーグ2位となる18億600万円を投入。エリキやミッチェル・デュークらを迎えてJ2優勝を果たし、昇格を果たした。
J1挑戦初年度で優勝争いに食い込んだ町田は、2024シーズンのサプライズの一つだったが、J1を戦い抜く戦力は有していた。トップチーム人件費のリーグ平均は20億8600万円で、これを大幅に上回っている。
ドレシェヴィッチ、昌子源、谷晃生、ナ・サンホ、オ・セフンら実力派が加入し、シーズン途中には相馬勇紀も加わった。これらの補強が奏功し、J1で優勝争いを演じた。
2025シーズンも勢いは続いており、第25節終了時点で5位につけている。この夏にはガンバ大阪からネタ・ラヴィを獲得するなど、継続的な補強を通じて戦力のさらなる底上げを図っている。
町田の快進撃は、大胆な人件費投資を土台とした計画的なチーム強化の成果と言える。着実な戦力整備と戦術浸透により、昇格からわずか2年でJ1の上位常連へと躍進しつつある。
強豪クラブとしての立場を固めつつある今後、どこまで上位に定着できるかが注目される。
