Jリーグ 最新ニュース
優秀な選手を雇うには、それに見合う報酬が必要だ。その意味で、人件費は、クラブの野心や戦略を映す指標とも言えるだろう。今回は2024年度決算から「トップチーム人件費」の項目をランキング化。2025シーズンのJ1クラブで選手のサラリーに多額の予算を投じているクラブを紹介する。
5位:サンフレッチェ広島
2024年度トップチーム人件費:26億8200万円
2024シーズン順位:2位
JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
サンフレッチェ広島は2024年度決算におけるトップチーム人件費が26億8200万円で、Jリーグ全体で5位となった。
2024シーズンのJ1で優勝を争った広島は、コストパフォーマンスの良さがうかがえる人件費だ。ただ、この金額はクラブ史上最高額であり、勝負に出たシーズンだったこともうかがえる。
広島は昨年、新本拠地の「エディオンピースウイング広島」が開場により観客動員は飛躍的に伸び、満員の試合が続いた。
その結果、売上高は2023年度の41億9800万円から、2024年度は80億3500万円へと倍増。5億7300万円の黒字も計上し、大幅な収益増が実現した。
この収益を原資に補強にも踏み切った。
これまで主力の流出が目立っていた広島だが、2023年夏にはマルコス・ジュニオール、2024年夏にはトルガイ・アルスランを獲得。さらに川辺駿が復帰し、ジャーメイン良も加入するなど、高年俸帯の実力者がチームに加わったことで、戦力の底上げが進んでいる。
2025シーズンは第25節終了時点で6位。首位との勝ち点差は4にとどまり、依然として優勝のチャンスは残されている。
新スタジアムの熱狂とともに優勝争いを続けており、クラブのブランド価値と競技成績の双方を押し上げるため、人件費の投資にも積極的になっていると言えそうだ。
