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Jリーグ 4か月前

最も払っているのは? J1クラブ高額人件費ランキング1~5位。充実した戦力を持つチームは?

シリーズ:高額人件費ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:名古屋グランパス

名古屋グランパス
【写真:Getty Images】

2024年度トップチーム人件費:27億1900万円
2024シーズン順位:11位

 名古屋グランパスは2024年度決算でトップチーム人件費27億1900万円を計上し、Jリーグ4位の高水準を維持した。しかし、2024シーズンのJ1では11位に沈んだ。

 潤沢な資金力を武器に、Jリーグ屈指のタレントを集めており、2019年度から3年連続でトップチーム人件費が30億円超で、その後3年間も20億円台後半を維持している。

 しかし、成績との乖離が続く。2020シーズンは3位に入ったものの、2022年以降は5位以内に届かず、2024シーズンは11位。2025シーズンも第25節終了時点で16位と、苦しい戦いが続いている。

 2023年に浦和レッズから加入したキャスパー・ユンカーは、同シーズンにリーグ戦16ゴールを記録し、チーム最高額と言われる年俸にふさわしい活躍を披露した。

 だが、2024シーズンは負傷離脱もあり、リーグ戦19試合で4ゴールという成績にとどまり、今シーズンもここまでリーグ戦1ゴールと苦戦している。

 高額年俸とされるGKミッチェル・ランゲラックは昨シーズン限りで退団したが、マテウス・カストロやシュミット・ダニエルらを新たに加えるなど、引き続き積極的な補強を続けており、人件費は依然としてJリーグ上位水準にある。

『transfermarkt』のデータによると、名古屋のスタメン平均年齢は29.0歳でJ1最年長。優秀な選手は多いが、実績のある人材が多い分、人件費の高さが際立つ構造だ。

 主力の負傷と高齢化により、投資が成績に直結しにくい状況が続いている。戦力の再編と費用対効果の見直しが、今後の焦点となりそうだ。

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