
北中米ワールドカップ、グループリーグのベストイレブンは?【写真:Getty Images】
FIFA北中米ワールドカップはグループリーグが終了し、決勝トーナメントに進出する32ヵ国が出そろった。手に汗握るグループリーグ72試合のなかで、傑出した成績を残した選手は誰なのか。今回はグループリーグで輝いた選手の中からベストイレブンを選出し、紹介していく。[1/6ページ]
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GK:ヴォジーニャ(カーボベルデ代表)

カーボベルデ代表のヴォジーニャ【写真:Getty Images】
生年月日:1986年6月3日(40歳)
所属クラブ:シャヴェス(ポルトガル)
今大会成績:3試合2クリーンシート
代表通算成績:91試合37クリーンシート
アフリカの小さな島国からやってきたひとりの男の人生は、一夜にして180度変わった。
カーボベルデ代表のゴールマウスを守るヴォジーニャは、キプロスリーグで長く活躍し、現在はポルトガル2部でプレーする経験豊富なGKである。
代表では2012年に初キャップを飾り、その後14年間で公式戦91試合に出場。しかし、代表は長らく鳴かず飛ばずの状況で、国際大会とは縁がないままキャリアは最終盤にさしかかっていた。
そんな中、同代表は北中米大会アフリカ予選で予想外の快進撃を見せる。カメルーンが同居する予選グループで堅守を見せグループ首位を独走。そのまま、同国初となるW杯出場の切符を手にしたのだった。
自身初の夢舞台の相手は、W杯優勝経験のあるスペイン代表。大量点差をつけられる一方的な展開が予想されたが、ヴォジーニャは7つのセーブを記録し、まさかのクリーンシート達成。無敵艦隊相手に躍動する不惑の姿は世界中を虜にさせた。
その証拠に、ヴォジーニャのインスタグラムのフォロワーは、戦前には5万人だったのが現時点で1700万人まで爆増。まさに「ワールドカップ・ドリーム」を手にしている。
その後行われたウルグアイ戦、サウジアラビア戦も強固な守備陣と共に着実に勝ち点を積み重ね、カーボベルデは初出場ながらグループリーグ突破を果たした。
この2戦では、スペイン戦の観戦が叶わなかった同選手の母親もスタジアムに駆けつけ、息子の雄姿を見守っている。
まるで映画のような瞬間の連続を送るヴォジーニャは、今大会を語るうえで欠かすことのできない存在であるといえるはずだ。