フットボールチャンネル

岩政大樹が厳選! 北中米W杯ベストイレブン。元日本代表が選ぶ最高の11人とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by 三桂,Getty Images

元サッカー日本代表 岩政大樹 

元サッカー日本代表で、現在は東京学芸大学で監督を務める岩政大樹【写真:三桂】



 史上初めて3か国(アメリカ、カナダ、メキシコ)による共催で行われ、出場チーム数も48チームに増加。総試合数は104試合に上り、過去最大規模の大会となったFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)。40日間にわたる大会は、スペイン代表がアルゼンチン代表を破り、2度目の世界一に輝き、閉幕した。本サイトで大会期間中に特別解説を務めた2010年南アフリカW杯メンバーの岩政大樹氏に、北中米W杯のベストイレブンを選出してもらった。[3/12ページ]

CB:ペドロ・ポロ(スペイン代表)

DFペドロ・ポロ

スペイン代表のペドロ・ポロ【写真:Getty Images】



生年月日:1998年11月4日(26歳)
所属クラブ:トッテナム・ホットスパー(イングランド)
北中米W杯成績:6試合2得点0アシスト

【スペインの流動性を支えた右サイド】

 3バックの右に岩政氏が選んだのは、スペイン代表のペドロ・ポロだった。準決勝で試合を決定づけるゴールを奪った勝負強さに加え、大会を通じて見せた安定したパフォーマンスを高く評価している。

「やっぱり準決勝で決定的なゴールを決めたということも1つ大きな要素です。(ラミン・)ヤマルはベストじゃない中でしたけど、選手が代わる中でも、内側、外側を使い分けながらバランスを取ったスペインの中で、非常に安定したパフォーマンスをしたなと思いました。

 スパーズであまり良いシーズンをチームとして過ごせなかった中で迎えたW杯でしたけど、彼自身はすごく評価を上げた右サイドバックになったんじゃないですかね」

 所属するトッテナムでは苦しいシーズンを経験した一方、世界最高峰の舞台では攻守両面で存在感を発揮。6試合で2得点を記録し、スペインの世界一にも大きく貢献した。



【”神出鬼没”のポジショニング】

 岩政氏が特に印象に残ったのは、ペドロ・ポロのポジショニングだった。固定された役割に縛られず、状況に応じて内側と外側を使い分けることで、スペインの流動的な攻撃を支えていたという。

「スペインって一時期ほど固定されたポジションじゃなくて、中盤も動いていくし、後ろの絡み方も少し内側、外側を使い分けながらやっている。その中でペドロ・ポロは、中盤のスペースにふらっと入っていったり、抜けていったり、神出鬼没な動きが非常にバランスが取れていました。

 中盤3枚だけだと単調になると思うんですけど、ペドロ・ポロのポジショニングは結構キーだったんじゃないかなと思います。それが一番良い形で準決勝の貴重なゴールにもつながりました」

 岩政氏は「本当はスペイン人を3人も選びたくなかった」と笑いながらも、「ベストイレブンなので、そういうのは関係なく」と選出理由を説明。ハキミやリエルソンらも候補に挙がったものの、攻守両面で決定的な仕事を果たしたペドロ・ポロを、北中米W杯ベストイレブンの右センターバックに選んだ。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

KANZENからのお知らせ

scroll top