Jリーグ 最新ニュース

　11日に行われるFUJI FILM SUPER CUP（富士フィルムスーパーカップ）を皮切りに、Jリーグの2023シーズンが開幕する。果たして、横浜F・マリノスの連覇を阻むチームは現れるのか。そして、昇格組はどう戦い、ダークホースは現れるのか。今季の展望をここに記す。（文：ショーン・キャロル）

タイトルを狙えるクラブは？

【写真：Getty Images】

　特にJリーグでは、次シーズンの成績を予想することは、常に困難な作業である。

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　それは今年も例外ではない。特にFIFAワールドカップカタール2022の開催に合わせて昨シーズンの終了が早まり、とても長い時間が経過している。

　横浜F・マリノスがヴィッセル神戸とのアウェイ戦に勝利してJ1タイトルを獲得し、札幌ドームでは清水エスパルスが北海道コンサドーレ札幌と一進一退のゲームを演じた末に降格となり、名古屋グランパスの相馬勇紀がセレッソ大阪とのアウェイ戦で97分の決勝ゴールを決めた。

　それから98日後、今季のキックオフとなるスーパーカップは、今週土曜日に行われる。マリノスはヴァンフォーレ甲府（昨年天皇杯で優勝したことを覚えているだろうか）に挑むことになる。そして、ケビン・マスカット監督率いるチームは、来週の金曜日、昨シーズン2位の川崎フロンターレを相手に戦い、本格的にシーズンが始まる。

　新シーズンに先駆けて、移籍市場で注目すべき選手たちに注目し、どこがタイトルを狙えそうか、どのチームが昨年より良くなりそうか、そしてJ1復帰組がどう戦えるか、愚直なまでに検証してみた。

　まず、昨年のチャンピオンと、それに最も近い挑戦者たちから始めなければならないが、両者とも移籍に関しては比較的静かである。