ACミランが今季は好調だ。120年以上の歴史を持ち、18度のセリエA優勝と7度の欧州制覇を誇るミランには、隆盛を極めた時代が何度もあった。ミランの黄金期を時代ごとに紹介する本連載の第6回は、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の下で最後にスクデットを獲得(セリエA優勝)し、長きに渡って低迷した2010年代を中心に描く。(文:西部謙司)
かつて世界最強リーグと謳われた、イタリア・セリエA。ビッグネームも多数在籍し、その競争力で右に出るリーグはなかった。そして、数々の名物会長も出現。圧倒的な財力とキャラクターで人々に愛されながらも、中にはトンデモ経営でクラブを苦境に陥れた人物もいた。そこで今回フットボールチャンネル編集部では、セリエA歴代屈指の“ダメ会長”を5人ピックアップした。(2019年3月に掲載した記事を再編集したものです)