槙野をFWで推薦! 瀬戸の根性は日本に大きなプラス
・FW 小林悠(川崎フロンターレ)
こちらもチェーザレ氏の強い推薦によりリストアップ。今季も23節時点で2位につけ、ナビスコカップでは準決勝に進出するなど強さを発揮している川崎Fにおいて、攻撃の中心として活躍中。
ここまでリーグ3位タイの10得点を挙げ、CBポイントの「シュート」項目では、同僚の大久保嘉人に次ぐリーグ4位の12.85を記録している。CFでも右WGでもプレー可能な万能性もプラスだ。
・FW 槙野智章(浦和レッズ)
なぜCBが本職の槙野がFWでのリストアップなのか? これはチェーザレ氏のアイデアで、アギーレ監督にWGでの起用を提案したい。浦和では3バックの左CBを務めるものの、ドリブルでオーバーラップし、攻撃の核としてチームをけん引。その姿はDFではなく、FWのそれだ。
チェーザレ氏が危惧する日本サッカーに足りない“負けたくない”という気持ちを持つ数少ない選手だけに、招集となれば良い意味で大きな変化をもたらすだろう。
【番外編】
・MF 瀬戸貴幸(アストラ)
最後にJリーグではなく、ルーマニアからの刺客。植田路生編集長たっての推薦だ。瀬戸は07-08シーズンに当時3部だったアストラに入団。以降、中心選手として活躍し、09-10シーズンには1部昇格に貢献。昨シーズンには国内カップ戦を制し、今シーズンはヨーロッパリーグ本戦に駒を進めた。
高校を卒業後、テストを経ての入団を勝ち取り、3部から1部の強豪へ急成長を遂げるチームにおいて定位置をキープ。一時は主将を任されるほどの信頼を受け、昨季前にはカタールから2億円のオファーを受けるも残留。この叩き上げの精神力と根性は今の日本代表に大きな影響を与えるはずだ。
【了】
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