ネルシーニョが日本のW杯グループ突破を断言「パスワークとスピードは3ヶ国で最も優れている」

Jリーグで長年指揮を執りながら日本サッカーを見続けてきたJクラブ外国人監督は現状の日本代表をどう見るのか。日本の文化や日本人の特性まで知り尽くす智将、ネルシーニョ監督(柏レイソル)に冷静かつ客観的な分析を試みてもらった。(『フットボールサミット第21回 遠藤保仁、W杯を語る』より)

2014年06月09日(Mon)11時10分配信

text by 鈴木潤 photo Kenzaburo Matsuoka , Getty Images
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【フットボールサミット第21回】掲載

「日本の特徴を生かすのが第一」

ネルシーニョが日本のW杯グループ突破を断言「パスワークとスピードは3ヶ国で最も優れている」
柏レイソル・ネルシーニョ監督【写真:松岡健三郎】

――日本はW杯でコートジボワール、ギリシャ、コロンビアと同居します。

「日本代表の最近のゲームと、各大会での実績を考えると、私はグループリーグは突破すると予想しています。相手の3ヶ国はそれぞれ違った色があり、ギリシャとコートジボワールはフィジカルが強く、身体能力を生かすパワフルなサッカーをしてきます。

 コロンビアは南米スタイルのテクニカルなスタイルですが、日本が本来の実力を出せれば、グループリーグは突破できるでしょう。ただ、おそらく代表スタッフは今から準備をしていると思いますが、ブラジルという国を知っている私から言わせてもらえば、気を付けなければいけないのは暑さです。

 日本がグループリーグを戦うクイアバ、レシフェ、ナタウは、どこも暑い都市なので、暑さ対策に関しては十分にシミュレーションをして臨まなければなりません」

――コートジボワール、ギリシャ、コロンビア、この対戦相手にはどのような戦いをしたらよいでしょうか?

「日本の特徴を生かすのが第一だと思います。もちろん試合の中では、様々な駆け引きを行いながらどのように交代のカードを切っていくかということも重要ではありますが、日本が相手のフィジカルと特徴を分析し、警戒して準備をするように、対戦相手も日本のスピーディーなパスワーク、アジリティーを分析し、現在はヨーロッパで活躍する選手もいるわけですから、相当警戒してくるはずです。

 そこで相手に合わせて日本の良さを消してしまう戦い方は良くありません。このグループの中では、体格、フィジカルという部分では日本より優るチームがあるかもしれませんが、日本のパスワークとスピードはどのチームよりも優れています。その特徴は変えずに臨むべきだと思います」

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