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日本代表 10年前

日本対ベネズエラ。チームとしては一歩前進だが戦術以前の問題も。守備の基本技術があまりに低い【どこよりも早い採点】

9月9日、日本対ベネズエラの一戦が行われ、2対2で引き分けた。アギーレジャパンのパフォーマンスはどうだったのだろうか。

シリーズ:どこよりも早い採点 text by 植田路生 photo by Getty Images

コンセプトは浸透も目立った基本技術の低さ

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新体制の日本代表になって2戦目【写真:Getty Images】

川島永嗣  2  信じられないポカで失点。PKも相変わらず可能性なし。キックも精度低い。不合格。
吉田麻也  5  個人でのミスは少なかったが2失点を喫してしまった。
長友佑都  5  前半は消えていた。後半は多少改善。
水本裕貴  4  痛恨のPK献上。まったく不必要なスライディング。それまで安定していたのに残念。
酒井高徳  5  右サイドで無難なプレーに終始。酷いクロスも。内田、酒井宏樹と比べると優位点を示せなかった。
森重真人  5  前への推進力はあったが、不用意なパスミスでピンチ招く。
細貝萌   4  自陣でのパスミスで決定機招く。攻撃面ではまるで機能せず。もっと出来るはず。
柴崎岳   7  とんでもないパスミスもあったがそれ以外はまずまず良かった。見事なゴール。
本田圭佑  4.5 FK以外は見どころなし。ボールが集まらないと活きない。
大迫勇也  6.5 ボールをもらう動きが良かった。きちんと収まっていた。
柿谷曜一朗 6  まずまずだったが、決定機を決めきれなかったのが悔やまれる。

岡崎慎司  6  良いアシストで追加点呼びこむ。
武藤嘉紀  8  素晴らしいゴール。パスを出せる味方を見るのではなくゴールに直接向かっていった姿勢が良かった。2得点目も起点に。
田中順也  -  出場時間短く採点不可。

アギーレ  6  単純に守備的ではなく守備を「仕掛ける」というコンセプトが初戦より浸透していた。守備文化のない日本でいかに選手たちに伝えていけるかが今後の課題。GKはある程度力量が分かった川島ではなく西川もしくは林を起用し、新たな可能性を探り、競争を促して欲しかった。

【了】

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