フットボールチャンネル

日本代表 9年前

日本対イラク。柴崎、宇佐美、若い力が躍動し快勝【どこよりも早い採点】

6月11日、日本対イラクの一戦が行われ、4対0で勝利した。ハリルジャパンのパフォーマンスはどうだったのだろうか。

シリーズ:どこよりも早い採点 text by 植田路生 photo by Getty Images

目立った縦への意識

日本代表
W杯前の一戦、日本代表パフォーマンスはどうだったのか【写真:Getty Images】

川島永嗣  6  一度あった大きなピンチは防いだ。守備機会は非常に少なかった。
酒井宏樹  5.5 イージーなミスはあった。攻撃に積極的に絡もうとしていた。
吉田麻也  5.5 まずいクリアでピンチ招く。それ以外は安定していただけに残念。
槙野智章  6.5 いいポジショニングで2点目をマーク。守備も問題なし。
長友佑都  5.5 大きなミスはなかったが、クロスの質は低かった。
長谷部誠  6  いいカバーリングでピンチを未然に防ぐ。
柴崎岳   7  先制点を生む素晴らしいパス。攻撃の起点になること多数。
香川真司  5.5 黒子になる場面が多かった。ミスは少なかったが貢献度は低い。
本田圭佑  7  先制点。縦を意識したパスが攻撃にスピードを生んだ。
岡崎慎司  7  常に精力的。飛び出し、ポストに奮闘。3点目も見事。
宇佐美貴史 6.5 相手を引きつけて岡崎へアシスト。独力で突破できる貴重な存在。

永井謙佑  6  快速を活かしてスペースに走りこんだが、得点には結び付けられず。
武藤嘉紀  6  得点は生み出せなかったが、チャンスメークに奔走。
原口元気  6.5 力強さを感じるゴール。短い時間で結果を出した。
大迫勇也  6  悪くなかったがインパクトは薄かった。
谷口彰悟  -  出場時間短く採点不可。
山口蛍   -  出場時間短く採点不可。

ハリルホジッチ  6.5 若いメンバーだったこともあり、アジアカップの時とは悪い意味で別の顔だったイラク。テストには不向きでも、調整には十分だった。采配力を発揮する場面は少なかったが、本田や槙野など縦への意識が強い選手の存在は哲学の浸透をうかがわせた。緩い相手ではあったが、集中力が欠けている選手はおらず、そこは指揮官の指導力によるところが大きい。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top