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日本代表 9年前

カンボジア戦。勝利もあまりに高い本田依存は今後に不安【どこよりも早い採点】

9月3日、日本対カンボジアの一戦が行われ3-0で勝利。ハリルジャパンのパフォーマンスはどうだったのだろうか。

シリーズ:どこよりも早い採点 text by 植田路生 photo by Getty Images

勝利したがパッとしない攻撃には大きな不安

日本代表
ロシアW杯アジア2次予選2戦目。日本代表パフォーマンスはどうだったのか【写真:Getty Images】

【日本 3-0 カンボジア 2018年ロシアW杯アジア2次予選】

西川周作  6  ほとんどプレー機会なし。採点不可に近い。
酒井宏樹  6   相手を押し込んだ状態で積極的に攻撃に関与。クロスの質は課題。
森重真人  6   最終ラインからの展開で攻撃の起点となること多々。
吉田麻也  6.5 抑えのきいたいいシュートで追加点。機を見たオーバーラップは◎。
長友佑都  6  まさに縦横無尽にピッチを駆け抜ける。クロスはいまいちだったが攻撃のアクセントに。
山口蛍   5.5 悪くはないがもっと積極的になっていい。攻撃が停滞した時に前線に絡むなどもう一皮剥けて欲しい。
長谷部誠  5   攻撃でのクオリティ不足。安全なパスばかり選択し、活性化させられず。
香川真司  5   厳しいマークに苦戦。ゴールはあったが絶好機に外すなど役目を果たせず。10番らしさは皆無。
本田圭佑  7  素晴らしいミドルシュートで先制点。チームを重圧から救う貴重な1点だった。
武藤嘉紀  5  積極的だったが全体的に空回り。連携も良くない。
岡崎慎司  5  1トップとしては今ひとつの出来。ポストプレーでの精度は低かった。疲労も影響か。

宇佐美貴史 5  好機を決めきれず。交代で入ったが変化をもたらすことができなかった。
興梠慎三  -  出場時間短く採点不可。
原口元気  -  出場時間短く採点不可。

ハリルホジッチ監督 5.5 予選で重要なのは結果。勝利したことはまず評価すべき。ただ、攻撃の停滞感は否めない。多くが本田を経由しての攻撃は変化がなく、成長があまり感じられない。連携面・クオリティを向上させなければ、カンボジア以上の相手に苦戦するのは必至。先を見据えたチーム強化を期待したい。

【了】

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