「試合とは“戦争”であり、ライバルを“殺す”必要がある」
「試合とは“戦争”である」と語り闘志をむき出しにするシメオネ【写真:Getty Images】
「私にとって試合は“戦争”であり、ライバルを“殺す”必要があるという心持ちでいた。もちろん、そのどちらの言葉も比喩的な意味ではあるが(『信念』より引用)」
シメオネは、選手としても監督としても世界のトップレベルで活躍を続け、この言葉を信条とするほど、情熱に溢れる人物である。もちろん「比喩的な意味」ではあるが、このあまりに衝撃的な台詞に「よく素直に言えるな(笑)」と玉乃氏。
「元々ガビやサウール、トーレスなんて、育ちの良いお坊ちゃんでなよなよしい選手だったのが、彼が就任してからはもう“戦士”ですよ。シメオネに触発されて。監督がこれだけの気持ちだと、選手もこう(戦士のように)ならざるを得なくなりますよね(玉乃氏)」
フットボールを戦争に例え、プレーヤーを“戦士”へと変えてしまうシメオネの監督術。彼は具体的かつ明確な言葉で、選手たちの覚悟を引き出している。
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