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Jリーグ 5年前

2010年Jリーグ。名古屋が初戴冠、日本代表はW杯16強進出。香川・内田・長友が欧州へ【Jリーグ平成全史(18)】

シリーズ:Jリーグ平成全史 text by 編集部 photo by Getty Images

J1第31節。名古屋の史上最速優勝決定

Jリーグ 2010
2010年のJリーグ結果

 名古屋にとっては勝てば優勝決定の可能性のある試合、湘南にとってはJ2降格が決まった直後の試合と、お互いに対照的な状況でこの一戦を迎えた。他会場では鹿島と神戸が対戦。名古屋が勝利し、鹿島が神戸に引き分けか負ければ優勝という条件だった。

両チームメンバー

湘南ベルマーレ

スタメン
GK:都築龍太
DF:臼井幸平
DF:遠藤航
DF:山口貴弘
DF:古林将太
MF:寺川能人
MF:ハン・グギョン
MF:永田亮太
FW:エメルソン
FW:田原豊
FW:阿部吉朗

サブ
GK:野澤洋輔
DF:鈴木伸貴
DF:阪田章裕
MF:馬場賢治
MF:松浦勇武
FW:中村祐也
FW:チェ・スンイン

名古屋グランパス

スタメン
GK:楢崎正剛
DF:田中隼磨
DF:千代反田充
DF:増川隆洋
DF:阿部翔平
MF:中村直志
MF:ダニルソン
MF:マギヌン
FW:小川佳純
FW:ジョシュア・ケネディ
FW:玉田圭司

サブ
GK:高木義成
DF:竹内彬
DF:三都主アレサンドロ
MF:吉村圭司
MF:田口泰士
FW:巻佑樹
FW:杉本恵太

 試合が動いたのは66分、中盤でボールを奪った名古屋は、左サイドバックの阿部が大きなサイドチェンジで広大なスペースのあった右サイドへ展開する。そこには63分から投入されたばかりの杉本が走り、フリーでクロスを上げた。最後は中央に飛び込んでいた玉田がヘディングで先制ゴールをたたき込んだ。

 この1点が最終的に決勝点となり、名古屋が勝利。他会場では鹿島対神戸が0-0のまま終了。その結果、Jリーグ開幕から18年目で名古屋が悲願の初優勝を果たした。

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