なぜ大迫勇也はヴィッセル神戸で結果を残しているのか? 「まだ全然、通過点」、31歳が見据えるものとは…【コラム】

2021年11月21日(Sun)10時08分配信

シリーズ:コラム
text by 元川悦子 photo Getty Images
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明治安田生命J1リーグ第36節、横浜FC対ヴィッセル神戸が20日に行われ、0-2で神戸が勝利した。大迫勇也はサッカー日本代表での活動を挟んで2試合連続でゴールをマーク。日本代表では批判の的にされることも多いが、神戸では確かな結果を残している。(取材・文:元川悦子)


「1試合悪かったらどうしても年齢のせいにされる」

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【写真:Getty Images】

 2022年カタールワールドカップ最終予選の天王山と言われた11月の2連戦で勝ち点6を確保し、日本代表は2位浮上を果たした。しかしながら、絶対的1トップの大迫勇也はケガから復帰した直後ということもあり、コンディションが万全とは言えず、結果としてノーゴール。消化不良のまま帰国の途に就くことになった。

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 2戦連続で決勝弾を挙げたのは、ご存じの通り、ワールドカップ最終予選初参戦の伊東純也。しかも16日のオマーン戦では三笘薫と中山雄太の東京五輪世代が目覚ましい働きを見せた。こうした状況もあり、30代のベテラン勢への風当たりが強まっているのも事実だ。

「1試合悪かったらどうしても年齢のせいにされる。それは最近のメディアを見てると長友(佑都)選手、大迫選手も同じ気持ちかなと思います」とキャプテン・吉田麻也も厳しい表情で語ったが、大迫自身も悔しさひとしおだったに違いない。

 低評価を覆すためには、8月に赴いた新天地・ヴィッセル神戸で結果を出し続けるしかない。すでに今季のJ1は川崎フロンターレが優勝。カップ戦タイトルの可能性もついえたが、神戸には来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権という大きなターゲットが残っている。それを引き寄せることが、背番号10に課せられた最重要タスクだった。

 自身も代表OBである三浦淳寛監督も、大迫の完全復活を誰よりも強く願っているはずだ。オマーン戦から長距離移動を伴う中3日で迎えた20日の横浜FC戦も、迷わず先発で送り出した。11月はこれで5戦目の超過密日程。だが、出番を得られず苦しんだブレーメン時代を考えれば、多少のハードスケジュールは本人も歓迎だろう。気合を入れて横浜・ニッパツ三ツ沢球技場のピッチに立った。

 開始早々の9分、見せ場はいきなり訪れた。

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