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Jリーグ 2年前

史上最高額の日本人は誰だ? サッカー選手歴代市場価値ランキング81~85位。再起を果たした苦労人、23歳でキャリハイを記録したのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

84位: Jリーグ屈指のチャンスメイカー

0125-柏木
【写真:Getty Images】



MF:柏木陽介(FC岐阜)
最高市場価値:200万ユーロ(約2.4億円)
更新日:2019年1月5日(当時31歳)

 サンフレッチェ広島ユース在籍時、柏木陽介は世代別代表で活躍。2006年6月にミハイロ・ペトロヴィッチ監督が就任すると、同シーズン第14節のジェフユナイテッド千葉戦でJ1デビュー。瞬く間にスタメンの座を勝ち取ると、リーグ戦17試合に出場した。J2に降格した2008シーズンから10番を背負い、攻撃のタスクを振るった柏木は、2010年に浦和レッズに移籍。ステップアップを果たすと、同年に日本代表に初選出されている。

 浦和レッズ加入後、調子を落とした時期もあったが、2012年に恩師のペトロヴィッチが新監督に就任すると復活。自身初の二桁アシストを挙げる活躍でリーグ3位に導き、5年ぶりのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得に大きく貢献した。このシーズンを含め、柏木は3シーズン連続で二桁アシストを記録。Jリーグ屈指のチャンスメイカーとなった。

 2016年には福永泰以来、日本人選手としては16年ぶりに10番を継承した。同シーズンにヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)優勝に導くと、翌シーズンには10年ぶりのACL優勝に貢献。自身は大会MVPを受賞した。チームの中心となり、浦和にタイトルをもたらしたことで柏木の市場価値は再びアップ。2019年に自身最高額となる200万ユーロ(約2.4億円)を記録した。

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