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Jリーグ 2年前

浦和レッズは期待できる。一方、ガンバ大阪、ジュビロ磐田は…。3連覇阻止の本命クラブは?【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

期待の持てる3クラブとは…

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【写真:Getty Images】



 浦和レッズは昨季リーグ戦を6位で終えたあと、12月19日には劇的な形で大分トリニータを2-1で下し、天皇杯王者として2021シーズンを終えた。大きな期待を感じさせたリカルド・ロドリゲス体制1年目を終えるのにふさわしい勝利だった。

 昨季終盤にはベテラン選手たちが埼玉スタジアムに別れを告げたことが大きな話題となったレッズだが、新時代を迎えるため移籍市場でうまく立ち回ってきたと感じられる。

 松崎快や知念哲矢、そして2017年に徳島で指導した馬渡和彰といったように、ロドリゲス監督は今回もJ2で活躍したタレントを獲得。また犬飼智也、松尾佑介、岩尾憲などJ1レベルの能力と経験を備える新戦力も加えた。ヴォルティスが昇格を勝ち取った2020年にキャプテンを務めていた岩尾も、以前に監督が四国で一緒だった選手の一人だ。

 生まれ変わった浦和の姿は、土曜日に行われるフジフィルムスーパーカップでまず垣間見ることができるだろう。相手はリーグ2連覇中の王者、川崎フロンターレ。その川崎についてはこの後触れるが、試合自体はシーズンの幕開けとなる大一番ではあるとしても、その結果からあまり多くの結論を引き出せるわけではない。

 レッズが本格的にタイトルを狙いにいけるのかどうか、確かなことが言えるのはまだ数ヶ月先のことだろう。

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