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Jリーグ 2年前

Jリーグ前半戦ブレイク選手5人(J2編)。パリ五輪世代の逸材、コンバートで開花した大卒ルーキーMFとは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

鈴木海音(すずき・かいと)

鈴木海音
【写真:Getty Images】



所属クラブ:栃木SC
背番号:35
生年月日:2002年8月25日(19歳 )
2022リーグ戦成績:18試合出場/0得点0アシスト

 ジュビロ磐田の育成組織出身で、2021年にトップチーム昇格を果たす。だが、1年目は先輩たちの高い壁に阻まれてリーグ戦出場ゼロに終わった。今季は心機一転、栃木SCに期限付き移籍して貴重な経験を積んでいる。

 新天地では主に3バックの一角としてJ2開幕戦から継続的に先発起用され、一躍主力に定着。身長182cmとセンターバックとしては上背に欠けるが、それを補うようなクレバーかつタフな守備対応で最終ラインを引き締めつつ、改善に取り組むビルドアップでも徐々に存在感を発揮できるようになってきている。

 磐田時代から世代別代表に招集されており、2021年は東京五輪に出場するU-24日本代表のトレーニングパートナーも経験。今年6月のAFC U-23アジアカップにもU-21日本代表の一員として出場し、安定したパフォーマンスを披露した。国際舞台での経験が不足するチェイス・アンリが相方の際はディフェンスリーダーとして最終ラインを統率し、頼もしく成長した姿を見せてくれた。

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