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Jリーグ 2年前

ラストスパートをかけるのは? Jリーグ、夏の戦力アップ度ランキング。補強を総チェック! パワーアップに成功したのは…【前編/1~9位】

シリーズ:Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

4位:ヴィッセル神戸


リーグ戦順位:16位
戦力アップ度:B
主な新加入選手:マテウス・トゥーレル、小林祐希、ステファン・ムゴシャ、飯野七聖

 J1でもトップレベルの戦力を持ちながらも、ヴィッセル神戸は悪夢のようなシーズンを過ごしている。三浦淳寛元監督は3月下旬に契約解除となり、リュイス暫定監督を経てロティーナ監督が就任するも、3か月足らずで解任された。吉田孝行が通算3度目となる監督就任となったが、チームは下位に沈んでいる。

 降格という最悪のシナリオだけは避けたいクラブは、今季も大型補強に動いている。固定できなかった右サイドに飯野七聖を加え、武藤嘉紀、大迫勇也が万全ではなく、ボージャンも離脱中の最前線にはステファン・ムゴシャを獲得している。スペイン移籍の橋本拳人の代わりに小林祐希を、右膝後十字靭帯を損傷して離脱した菊地流帆の代役としてマテウス・トゥーレルを獲得している。

 足し算として戦力がアップしているのは間違いないが、それが結果に結びつくかは現状で不透明だ。ムゴジャはリーグ戦3試合、ルヴァンカップ2試合に出場して無得点。監督交代も文字通り“ブースト”で終わってしまった。4人の新加入選手は苦しむチームを救う存在になれるのだろうか。

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