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Jリーグ 2年前

ラストスパートをかけるのは? Jリーグ、夏の戦力アップ度ランキング。補強を総チェック! パワーアップに成功したのは…【前編/1~9位】

シリーズ:Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

2位:ガンバ大阪


リーグ戦順位:17位
戦力アップ度:A
主な新加入選手:ファン・アラーノ、山本理仁、食野亮太郎、鈴木武蔵

 ガンバ大阪は大分トリニータで実績をあげた片野坂知宏監督を招へいしたが、予想以上の苦戦を強いられている。目指すスタイルは形にならず、ついには降格圏に転落。本意ではないはずだが、昨季同様に残留が現実的な最終目標になっている。

 クラブも降格だけは避けようと、活発な動きを見せた。鈴木武蔵と食野亮太郎をJリーグに復帰させ、U-21日本代表でも活躍する山本理仁を東京ヴェルディから獲得。さらに外国人枠の関係で出場機会に恵まれなかったファン・アラーノを鹿島アントラーズから獲得している。

 宇佐美貴史が怪我、パトリックやレアンドロ・ペレイラも結果を残せていなかったところに、海外を経験した2人のFWが加わった。食野は復帰後初先発となった7月30日の試合でゴールを決めており、鈴木もベルギーでタフさを身に着けて帰ってきた。両者が目に見える数字を残せば、残留も十分に可能だ。

 ダワンと齊藤未月が中心だった中盤に加わった山本は、配球面で特徴を発揮できるボランチだ。アラーノは出ずっぱりだった小野瀬康介の負担を軽減することも、攻撃的な位置で共存することもできるだろう。

 残留という最低限の目標に向け、間違いなく戦力はアップした。しかし、それが結果につながるかはふたを開けてみなければわからない。果たして、4人の新加入選手は苦しむチームを救うことができるだろうか。

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