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日本代表 2年前

落選の危機!? サッカー日本代表、所属クラブで苦しむ5人。W杯に向けて黄信号、全く戦力になっていないのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:上田綺世(セルクル・ブルッヘ/ベルギー)


【写真:Getty Images】


生年月日:1998年8月28日
22/23リーグ戦成績:8試合1得点0アシスト

 今季の鹿島アントラーズにおける上田綺世の活躍ぶりは素晴らしかった。シント=トロイデンから復帰した鈴木優磨と強力な2トップを形成し、第16節FC東京戦を終えた段階で2桁得点に到達。チームに多くの勝ち点をもたらし、評価を高めていた。

 しかし、鹿島で見せていたような勢いは、今夏加入したセルクル・ブルッヘで失われている。リーグ開幕5試合連続出場を果たすも、得点とアシストという目に見える結果を残せず。第6節ズルテ・ワレヘム戦では移籍後初ゴールをゲットしたが、その後2試合は再び沈黙。Jリーグとはまた違った寄せの速さや球際の強さに悪戦苦闘し、持ち味を発揮できていない印象は否めない。チームは開幕8試合で3得点と深刻な得点力不足に陥っており、上田はその原因の一つとなってしまっている。

 上田は現状、カタールワールドカップメンバー入り当落線上の位置にいる。その序列を逆転させるには日本代表での活躍だけでなく、当然クラブでのパフォーマンスも重要となってくるので、今のセルクル・ブルッヘでの立場は、かなりのハンデとなってしまう。このままライバルに差をつけられるのは避けたいところだが…。

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