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日本代表 2年前

サッカー日本代表、アメリカ戦全選手パフォーマンス査定。ポジション別に3段階評価!

シリーズ:日本代表パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

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【写真:Getty Images】


冨安健洋(背番号16)
アメリカ合衆国代表戦:フル出場
評価:A

 昨年11月以来の出場でさすがの安定感を誇示。吉田麻也や中山雄太のカバーリングを完璧にこなしてピンチの芽を摘み取り、ビルドアップではピッチコンディションが良くない中でも利き足ではない左足を積極的に使い、丁寧パスを捌いていた。後半からは右SBでプレー。攻撃面ではそれほど目立たなかったが、守備の安定感は相変わらずで、79分のジャンピングクリアはファインプレーだった。

酒井宏樹(背番号19)
アメリカ合衆国代表戦:HT OUT
評価:B

 冨安健洋同様、久々の出場となった。出足の鋭さと1対1の強さはさすがで、対峙したジョバンニ・レイナに全くと言っていいほど自由を与えず。攻撃面では馬力のあるオーバーラップを見せ、一列前の伊東純也をうまくサポートしていた。森保ジャパンで着実に成長する山根視来も決して悪くないが、やはりこのベテランの安心感は一味違う。

吉田麻也(背番号22)
アメリカ合衆国代表戦:フル出場
評価:B

 前半は冨安健洋、後半は伊藤洋輝とCBコンビを組み完封勝利に貢献。前半に一度マークを外しフリーでシュートを打たせた場面こそあったが、その後のペナルティーエリア内での対応は実に落ち着いていた。しかし、81分に自陣でボールを失いピンチを招いたのは反省点。チームとしての内容が安定していただけに、そうしたミスは確実に減らしていきたい。

伊藤洋輝(背番号28)
アメリカ合衆国代表戦:HT IN
評価:B

 後半頭より吉田麻也とコンビを組んだ。チームとして攻める時間が多く、それほど大きな仕事は回ってこなかったが、吉田のミスからピンチを招いた81分のシーンで無理に飛び込まず、ディレイして確実に相手のシュートコースを消した対応は見事だった。ビルドアップ時もミスは目立たず、非常に落ち着いて45分間を過ごしたと言えるだろう。

中山雄太(背番号20)
アメリカ合衆国代表戦:フル出場
評価:C

 BかCかで迷うところだが、あえて厳しい評価とした。ディフェンス面はまずまず安定していたが、やはり気になったのはビルドアップの部分。久保建英や三笘薫の良さを生かすべく、シンプルなプレーを心掛けていたのは伝わったが、引っかけたり、ズレたりと単純なパスミスが多い印象を受けた。カタールワールドカップで当たるドイツ代表やスペイン代表相手であれば、致命的な穴になり兼ねないだろう。

山根視来(背番号2)
谷口彰悟(背番号3)
瀬古歩夢(背番号4)
長友佑都(背番号5)
アメリカ合衆国代表戦:出場なし
評価:なし

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