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大迫勇也はW杯で戦えるのか。サッカー日本代表復帰へ「雰囲気をガラリと変えられる」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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明治安田生命J1リーグ第33節、川崎フロンターレ対ヴィッセル神戸が29日に行われ、2-1で川崎が勝利した。カタールワールドカップに向けたメンバー発表前最後の公式戦となったこの日、怪我でサッカー日本代表から遠ざかる大迫勇也は、周囲が太鼓判を押すほどのパフォーマンスを見せて完全復活を印象付けた。(取材・文:元川悦子)


大迫勇也の現状は?


【写真:Getty Images】

 天皇杯とYBCルヴァンカップ決勝のため、リーグ戦の日程が2週間以上空いたJ1。一時はJ2降格危機に直面しながら、何とか残留を決めたヴィッセル神戸は、首位を走る横浜F・マリノスとの勝ち点2差まで詰めた2位・川崎フロンターレに敵地で挑んだ。

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 そこで注目されたのが、日本代表入りが懸かる大迫勇也の現状だ。

 8月のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16・マリノス戦で先発した後、長期離脱を強いられていたエースナンバー10は、9月18日のガンバ大阪戦で公式戦に復帰。この試合で後半頭から出場し、いきなり2ゴールとチームの勝利を力強く引き寄せた。

 続く10月1日のアビスパ福岡戦でフル出場を果たすと、8日のサンフレッチェ広島戦、12日の湘南ベルマーレ戦でも連続スタメン。湘南戦ではゴールも挙げるなど、ここ一番の勝負強さを見せつけた。神戸も5連勝と一時の停滞が嘘のように復調しただけに、大迫効果はやはり絶大だった。

 2018年ロシアワールドカップ(W杯)の後、「代表の中心という自覚を持って戦っている」と言い続けた本人にしてみれば、ようやくいい状態で戦えるという自信と手ごたえをつかみつつあるはず。上昇気流を描く中、J1連覇中の川崎戦を迎えたのだ。

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