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予想外の大活躍!? カタールW杯で“世界に見つかった”10人。あのサッカー日本代表戦士も選出

text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ユヌス・ムサ(アメリカ合衆国代表/バレンシア)


【写真:Getty Images】


生年月日:2002年11月29日
今季リーグ成績:11試合0得点2アシスト
今大会成績:4試合0得点0アシスト
代表通算成績:23試合0得点2アシスト

 平均年齢が”25.2歳”のアメリカ合衆国代表は、若手選手を中心としながらも、2026年大会の開催国として十分に期待できる戦いぶりを披露した。その中で特に目立っていたのが、中盤のキーマンであるユヌス・ムサである。

 ガーナ人の両親の下でニューヨークに生まれたムサは、9歳からアーセナルアカデミーで育った。16歳でバレンシアへと移籍し、17歳でアメリカ合衆国代表を選択した。スピードに優れた選手で、昨季までは中盤以外にWGで起用されることもあったのだが、ジェンナーロ・ガットゥーゾが新監督に就任した今季は一貫して中盤で試合に出場し続けている。

 “闘犬“の指導を受けたムサは一瞬の加速力を活かしたプレーで攻守に躍動。球際に対しても素早い寄せでボールを回収し、そのままドリブルでボールを運んでカウンターの起点として機能している。ボックス・トゥ・ボックスMFとして成長を続けており、前線から組織的なプレッシングを行うアメリカ合衆国代表の戦術にもフィット。セカンドボールを回収し続け、そこから攻撃の起点となり続けた。この“才能“に対しては、多くのメガクラブが獲得に熱い視線を送っており、16歳で放出してしまったアーセナルは頭を抱えていることだろう。


【了】

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