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予想外の大活躍!? カタールW杯で“世界に見つかった”10人。あのサッカー日本代表戦士も選出

text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ハリー・サウター(オーストラリア代表/ストーク)


【写真:Getty Images】


生年月日:1998年10月22日
今季リーグ成績:2試合0得点0アシスト
今大会成績:4試合0得点0アシスト
代表通算成績:14試合6得点0アシスト

 ペルー代表との大陸間プレーオフに回っていたこともありオーストラリア代表の下馬評はかなり低かったが、チュニジア代表とデンマーク代表を退けて決勝トーナメントへと進出した。その立役者は間違いなくハリー・サウターだ。

 198cmという大柄ながら機動力のあるCBで地上戦、空中戦で無類の強さを誇る。グループステージでオーストラリア代表はチュニジア代表とデンマーク代表相手に無失点勝利を収めているが、サウターはいずれの試合でも全ての地上戦に勝利し、2試合合わせて4本のシュートブロックを記録していた(データは「『Sofa Score』を参照)。それでいてボールを扱うことも上手く、リーダーシップも兼ね備えている。

 1-0で勝利したチュニジア代表とのグループステージ第2節では、試合終了間際にラインの裏を完全に相手FWに取られた場面で驚異的なスプリント能力で追いつき、決死のタックルでボールを刈り取って見せた。これには『BBC』で解説を務めていた元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏も絶賛している。

 またスコットランド生まれのサウターは、17歳からストークに所属しているため「ホームグロウン枠」の選手でもある。今夏は怪我の影響で移籍が成立しなかったが、近いうちに必ずプレミアリーグへとステップアップするだろう。

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