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予想外の大活躍!? カタールW杯で“世界に見つかった”10人。あのサッカー日本代表戦士も選出

text by 編集部 photo by Getty Images

MF:アイサ・ライドゥニ(チュニジア代表/フェレンツバーロシュ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1996年12月13日
今季リーグ成績:9試合0得点3アシスト
今大会成績:3試合0得点1アシスト
代表通算成績:28試合1得点1アシスト

 チュニジア代表は第3戦でフランス代表相手に勝利を収めたものの、惜しくもグループステージ敗退となってしまった。その限られた時間でアイサ・ライドゥニが与えたインパクトは絶大だった。

 フランス生まれのライドゥニはリーグ・アンのクラブで主力に定着できず、ルーマニアのボルンタリを経て現在はハンガリーの強豪フェレンツバーロシュでプレー。中欧のクラブでキャリアを歩む異色の経歴の持ち主であり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やUEFAヨーロッパリーグ(EL)など欧州大会でも実績を積み上げてきた。

 中盤の潰し屋タイプのプレースタイルで、ガッチリとボールを奪い切れる高い守備強度を誇る。運動量も豊富でセカンドボールの回収にも長けている。それでいてフランス代表との一戦では対峙したエドゥアール・カマビンガの股を抜いてドリブル突破を試みるなど足下の技術もあるタイプの選手で、この試合ではワビル・ハズリのゴールをアシストするなど攻撃面でもクオリティを発揮。前回大会王者を撃破する原動力となった。ライドゥニとフェレンツバーロシュの契約は今季終了までであり、間違いなく移籍市場を賑わす存在となるだろう。

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