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予想外の大活躍!? カタールW杯で“世界に見つかった”10人。あのサッカー日本代表戦士も選出

text by 編集部 photo by Getty Images

FW:三笘薫(日本代表/ブライトン)


【写真:Getty Images】


生年月日:1997年5月20日
今季リーグ成績:9試合1得点1アシスト
今大会成績:4試合0得点1アシスト
代表通算成績:14試合6得点3アシスト

 ”歴代の日本で最高のドリブラー”が今大会で与えたインパクトは間違いなく大きかった。日本代表の森保一監督は三笘薫を後半途中から流れを変える“ジョーカー“として起用し続けて、その投入がドイツ代表戦とスペイン代表戦では見事に的中している。

 Jリーグ時代からドリブルでの1対1で抜き去る能力は群を抜いており、今夏から正式にプレーするブライトンでもイングランド代表DFキーラン・トリッピアーら実力者を相手にしても圧倒している。それがカタールワールドカップという大舞台でも発揮され、彼が左サイドに登場してから流れが変わった場面は何度もあった。特に際立っていたのがスペイン代表戦で、自陣深い位置から1人でドリブル突破し、浅野拓磨へラストパスを送った場面だ。完全に個人の能力だけでスペイン代表を窮地に陥れたあのクオリティは抜群だった。

 そして欧州で身に着けた新たな武器でもある“守備”での貢献度も高かった。森保監督は3バックにして左WBに三笘を置いていたため、相手に押し込まれると必然的に守備をしなければいけない局面になるのだが、その際に対角線のクロスに対して内側へ絞ったり、1対1で相手選手を止めたりするなど、守備の対応も光った。これは昨季プレーしたロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズとブライトンで左WB起用されていたことが上手く活きた形だ。

 現在所属するブライトンはイタリアを代表する戦術家ロベルト・デ・ゼルビが率いており、彼の中での三笘の序列はかなり高い。プレミアリーグという世界最高の舞台で成長を続け、この先もそれを日本代表へと還元してくれるだろう。

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