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予想外の大活躍!? カタールW杯で“世界に見つかった”10人。あのサッカー日本代表戦士も選出

text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ソフィアン・アムラバト(モロッコ代表/フィオレンティーナ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1996年8月21日
今季リーグ成績:13試合0得点0アシスト
今大会成績:5試合0得点0アシスト
代表通算成績:44試合0得点2アシスト

 モロッコ代表でのソフィアン・アムラバトはワールドクラスの守備的MFだ。既にリバプールが獲得に本格的に乗り出すという報道があるほど、その評価は最高潮に高まっている。

 かつて元日本代表MF本田圭佑がVVVフェンロで共にプレーした元モロッコ代表FWノルディン・アムラバトを兄に持ち、2018年の前回大会にも出場していた。当時の評価はそこまで高くはなかったが、ワールドカップ後のクラブ・ブルージュ移籍が大成功を収め、その後在籍したエラス・ヴェローナからフィオレンティーナへ移籍する際には2000万ユーロ(約24億円)の高額な移籍金が支払われるまでに評価を高めた。

 しかし、フィオレンティーナ移籍後は調子を落とし、市場価値が半減するなど大きく評価を下げていたが、そんな状況で臨んだカタールワールドカップでとてつもないパフォーマンスを披露している。4-3-3のアンカーに君臨し、相手のパスコースを塞ぎながら、対峙した相手選手にはファウルを犯さずとも完璧なタックルを見舞ってマイボールにし続けている。そしてボールを奪ってからも馬力のあるドリブルで前進して、カウンターの起点となるなどMVP級の活躍を披露。彼が中盤でフィルターとして君臨しているからこそ、モロッコ代表がベスト4の時点で1失点の堅守を誇っているのだろう。

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