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日本代表 1年前

大飛躍のチャンス? W杯後の移籍で成功した歴代サッカー日本代表5人。堂安律や三笘薫が続く?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:長谷部誠(はせべ・まこと)


【写真:Getty Images】


生年月日:1984年1月18日
移籍先:ニュルンベルク(ドイツ)→フランクフルト(ドイツ)
移籍日:2014年7月1日(ブラジルW杯後)
移籍金:フリー

 ヴォルフスブルクでブンデスリーガ制覇に貢献した長谷部誠は、2013/14シーズンよりニュルンベルクでプレー。ここでは怪我もあってなかなか輝けず、チームも2部降格の憂き目に遭ってしまった。その長谷部は、ニュルンベルクとの契約が1部でのみ有効だったこともあり、ブラジルワールドカップ終了後にフランクフルトへと新天地を求めた。

 長谷部は自身のブログでフランクフルト移籍の決断を「かなり悩んだ」と明かしていたが、結果としてこれが大成功。1年目から主力の座を確固たるものとし、2度も監督が変わった2年目も満足いくプレー時間を確保し続けた。2017/18シーズンにはDFBポカール制覇に貢献し、ヴォルフスブルク時代以来となるタイトルも手にしている。

 その長谷部はご存知の通り、40歳手前となった現在もフランクフルトでプレーしている。昨季はヨーロッパリーグ(EL)制覇に貢献し、今季はチャンピオンズリーグ(CL)で世界最高峰のFWハリー・ケインを封じるなど、まだまだ衰えを感じさせていない。W杯後に移ったチームでこれほど長くプレーできる日本人選手は、後にも先にもそう多くはないだろう。


【了】

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