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海外サッカー 11か月前

成功? 失敗? 欧州1年目の日本人選手パフォーマンス査定。Jリーグから欧州に挑んだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:鈴木唯人(すずき・ゆいと)

2022/23シーズンよりストラスブールに所属する鈴木唯人
【写真:Getty Images】


生年月日:2001年10月25日
所属クラブ:ストラスブール(フランス)
22/23リーグ戦成績:3試合1得点0アシスト
シーズン評価:C

 欧州5大リーグの1つであるフランスリーグへの挑戦は、時期尚早だったのかもしれない。清水エスパルスが生んだ逸材で、パリ五輪(パリオリンピック)世代の中心的存在でもある鈴木唯人は、今年の1月に川島永嗣が所属するストラスブールにレンタル加入したが、不完全燃焼となった。

 鈴木は移籍直後に行われたリーグ・アン第21節、スタッド・レンヌ戦でさっそくベンチ入りを果たしたが、そこから新天地デビューを飾るまでに2ヶ月以上も待たなければならなかった。それでも、念願のリーグ初出場となった第31節のアジャクシオ戦では、華麗なドリブルから思い切り左足を振り抜いてゴール。限られた時間の中でインパクトを残した。

 しかし、その衝撃弾で立場に変化が芽生えることはなかった。アジャクシオ戦後に出場したのは第33節のリヨン戦と最終節のロリアン戦のみで、いずれも15分未満のプレータイム。結果、鈴木の1年目の成績は3試合出場、合計プレー時間はわずか33分に留まっている。フランスメディアによると、ストラスブールが買い取りオプションを行使する可能性は低いとのことだ。

【了】

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