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海外サッカー 11か月前

成功? 失敗? 欧州1年目の日本人選手パフォーマンス査定。Jリーグから欧州に挑んだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:松尾佑介(まつお・ゆうすけ)

2022/23シーズンよりウェステルローに所属する松尾佑介
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年7月23日
所属クラブ:ウェステルロー(ベルギー)
22/23リーグ戦成績:14試合0得点2アシスト
シーズン評価:B

 昨年にアカデミー時代を過ごした浦和レッズへ復帰した松尾佑介は、チームの中心的存在だった。J1リーグでは25試合で4得点4アシスト、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では9試合で6得点とコンスタントに結果を残した。そんな活躍が評価され、今年1月にベルギーのウェステルローに移籍。同時期にバーンリーに引き抜かれた点取り屋、ライル・フォスターの穴を埋める活躍を期待された。

 ヨーロッパでのスタートは決して順調ではなかった。第26節シント=トロイデン戦で相手が退場となり、押し込む時間が大半といった中でもピッチに立つチャンスを貰えないなど、加入当初はベンチスタートがほとんど。途中から出場したとしても、プレータイムは20分にも満たなかった。

 それでも、第30節オーステンデ戦で移籍後初先発を飾ると、以降はスタメンに定着。最終的にゴールを奪うことができず、アシストも2つに留まったが、左右両サイドや2トップの一角など、様々なポジションで指揮官の期待に応えるべく奮闘していた。周囲を驚かせたわけではないが、来季以降に繋がるようなシーズンになったと言えるのではないか。

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