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海外サッカー 11か月前

成功? 失敗? 欧州1年目の日本人選手パフォーマンス査定。Jリーグから欧州に挑んだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:小林友希(こばやし・ゆうき)

2022/23シーズンよりセルティックに所属する小林友希
【写真:Getty Images】


生年月日:2000年7月18日
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
22/23リーグ戦成績:5試合0得点0アシスト
シーズン評価:C

 若きセンターバックの小林友希は、今年1月にヴィッセル神戸からスコットランドの名門セルティックに活躍の場を移している。しかし、1年目は我慢の年となった。Jリーグで指揮を執ったこともあって日本人選手を高く評価しているアンジェ・ポステコグルー監督の元、全体的にはあまり試合に絡むことができなかった。

 チームが早々に優勝を決めたことで、リーグ終盤戦は出場のチャンスを得ていたが、第35節レンジャーズ戦では3失点、第37節ハイバーニアン戦では4失点と、全てが個人の責任でないとはいえ、DFとしては屈辱的な結果を味わっている。とくに、セルティックの宿敵であるレンジャーズ戦でのパフォーマンスは多くの現地メディアから酷評されてしまった。

 小林は格下相手には安定したプレーを披露していたものの、レンジャーズ等、少しでも力のあるチームとマッチアップした際に独特なフィジカルに苦戦し、消極的な対応を見せてしまうことが多かった。しかし、まだ欧州に飛んでから半年。この経験を来季以降の成長へと活かしてほしいところだ。

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