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優勝候補はどこだ! 欧州CL戦力値ランキング1~10位。最新メンバーを分析。期待できるのは?

シリーズ:欧州CL戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

5位:バルセロナ(スペイン)


【写真:Getty Images】


監督:シャビ・エルナンデス(3年目)
22/23欧州CL成績:グループリーグ敗退
戦力値:85(攻撃力22、守備力23、選手層22、勝負強さ18)

 シャビ・エルナンデス監督率いるバルセロナは昨季、バイエルン・ミュンヘンとインテルに競り負けてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグを3位で終えている。これで2季連続のグループ敗退となり、財政的にも少なくないダメージを受けた。3季連続で同じ過ちを犯すわけには、当然ながらいかない。

 資金に余裕があるわけではなかったが、今夏の補強は満足できるものだった。移籍金を支払って獲得したのはセルヒオ・ブスケッツの後釜となったオリオル・ロメウのみで、イルカイ・ギュンドアンとイニゴ・マルティネスはフリー、ジョアン・フェリックスとジョアン・カンセロはレンタル移籍となっている。いずれにせよ実力者揃いであり、スペイン王者は質を高めると同時に層を厚くさせることに成功したのだ。

 昨季のラ・リーガを最少失点で終えた守備陣は相変わらず強固で、フレンキー・デ・ヨングやペドリに加えギュンドアンがやってきた中盤はクオリティー十分。前線はアンス・ファティやウスマン・デンベレが抜けたが、フェラン・トーレスが復調、ラミン・ヤマルが台頭、そしてJ・フェリックスが早くも存在感を放っているなど、良い意味でギラギラとした競争が生まれている。ロベルト・レバンドフスキもCL開幕を目前に調子を上げているなど、チームはかなりポジティブな状態だ。

 あとは、欧州最高峰の舞台で勝負強さを発揮できるかどうかだ。昨季はラ・リーガでこそ圧倒できだったが、CLやUEFAヨーロッパリーグ(EL)ではあっさりとやられてしまった。劣勢な状態に立たされるとずるずるいってしまう癖があるが、それさえクリアできれば、今季は良いところまで行ける可能性があるだろう。

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