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優勝候補はどこだ! 欧州CL戦力値ランキング1~10位。最新メンバーを分析。期待できるのは?

シリーズ:欧州CL戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)


【写真:Getty Images】


監督:トーマス・トゥヘル(2年目)
22/23欧州CL成績:ベスト8
戦力値:87(攻撃力23、守備力22、選手層20、勝負強さ22)

 2019/20シーズンにビッグイヤーを獲得して以降、バイエルン・ミュンヘンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でベスト8止まりが続いている。今季こそはその壁をぶち破りたいところだが、期待値は高いと言っていいだろう。

 昨季、ロベルト・レバンドフスキを失ったバイエルンは、最後まで9番の不在に悩んだ。しかし、今季はトッテナムからハリー・ケインがやってきたことで、その心配は解消されている。イングランドの大エースはブンデスリーガ開幕4試合で4得点1アシストと期待通りの活躍を披露しており、CLでも対戦クラブにとっての大きな脅威となるだろう。

 ケインは得点能力はもちろんのこと、味方を生かすプレーにも長けているため、好調のレロイ・サネや凄みを増し続ける逸材ジャマル・ムシアラ、スピードスターのキングスレー・コマンら2列目の選手は昨季よりも伸び伸びとプレーできるだろう。また、基本的にヨシュア・キミッヒ、レオン・ゴレツカ、キム・ミンジェ、ダヨ・ウパメカノから成るセンターラインは強固で、そう簡単に崩されることはないだろう。

 しかし、選手層は決して厚くない。2列目は十分だが、ジョアン・パリーニャを逃しながらライアン・フラーフェンベルフを売却したため、中盤底は明らかに駒不足。また、バンジャマン・パバールがインテルに去ったことで、最終ライン、とくに右サイドバックはかなり薄い状態となっている。1月までは我慢といったところで、それまでにCLの舞台で響かなければいいが。

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