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優勝候補はどこだ! 欧州CL戦力値ランキング1~10位。最新メンバーを分析。期待できるのは?

シリーズ:欧州CL戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

2位:レアル・マドリード(スペイン)


【写真:Getty Images】


監督:カルロ・アンチェロッティ(3年目)
22/23欧州CL成績:ベスト4
戦力値:89(攻撃力22、守備力21、選手層21、勝負強さ25)

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)歴代最多優勝を誇るレアル・マドリードは、今季も優勝候補の一角だ。やはり彼らには、ビッグイヤーがよく似合う。

 今季のマドリーはエースのカリム・ベンゼマを失い、代わりとなる絶対的な点取り屋を獲得しなかったこともあり、4-3-1-2をベースに戦っている。リーグ戦では最高のスタートを切っているが、その大きな要因となっているのが、巨額の移籍金で獲得したジュード・ベリンガムの爆発だ。トップ下を主戦場とするイングランドの至宝はリーグ開幕4試合で5得点を奪っている。もはやベリンガム・システムと言っても過言ではないだろう。

 そんなベリンガムを含めた中盤は磐石で、オーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガ、フェデリコ・バルベルデといった20代の選手に加え、ルカ・モドリッチとトニ・クロースも健在である。一方で守護神ティボー・クルトワとエデル・ミリトンが長期離脱を強いられた守備陣には、層を含めやや不安を残す。また、ベリンガム以外の得点が乏しいのも事実で、昨季までウィングが主戦場だったロドリゴやヴィニシウス・ジュニオールは2トップの一角という中でどう自らの能力を発揮していくか思考している段階だろう。

 上記の通り、変化の時を迎えた今季のマドリーは不確定要素も多いのだが、1つだけハッキリしているのは、彼らのCLにおける強さは理不尽ということ。「勝負強さ」はランキング内唯一となるMAX「25」を叩き出している。前人未到のCL3連覇を知る者が次々と去っていく中、ヴィニシウス、ベリンガムらが新たな歴史を築くのか。

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