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Jリーグ 5か月前

英国人記者が選ぶJリーグ表彰。公式の受賞者とは異なる? 独自の視点で選ぶ2023年の主役たち【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

最も成長した選手

アビスパ福岡FW山岸祐也
【写真:Getty Images】


山岸祐也(アビスパ福岡)
リーグ戦成績:34試合10得点4アシスト

 山岸祐也は10年近く、Jリーグで堅実なプレーを続けてきた。J2での厳しい仕事を経て、2020年に加入したアビスパ福岡で昇格を果たし、トップリーグでプレーするチャンスを掴んだ。2022年には自身初の2ケタ得点を挙げ、今シーズンもそれを達成。PKこそ外したものの、浦和レッズを撃破したYBCルヴァンカップ決勝でも見事に最前線で身体を張っていた。10得点に加え4アシストを記録して、アビスパのリーグ戦37得点の3分の1以上に絡んだ山岸は、ますます自信を深めている。この30歳は、かつてのイングランド代表ストライカー、テディ・シェリンガムを思い起こさせる。

 他にも称賛に値する選手はいる。1人は京都サンガの下部組織出身の本多勇喜で、ヴィッセル神戸の頼れる大黒柱になった。もう1人は過去3シーズンでわずか11ゴールしか挙げられなかった浅野雄也で、サンフレッチェ広島から北海道コンサドーレ札幌に移籍した今季、12ゴールで得点王に輝いている。

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