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Jリーグ 4か月前

一気に評価アップ! Jリーグ“ブレイク”ランキング11〜20位。2023年、最も市場価値を上げたのは?

シリーズ:市場価値アップランキング text by 編集部 photo by Getty Images

14位:汰木康也(ヴィッセル神戸)


【写真:Getty Images】


生年月日:1995年7月3日(28歳)
市場価値の上昇額:30万ユーロ(約4200万円/42.9%UP)
市場価値の変動:70万ユーロ(約9800万円)→100万ユーロ(約1億4000万円)
2023リーグ戦成績:28試合3得点5アシスト

 汰木康也は横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2014年にモンテディオ山形に入団した。J2で経験を積んで2019年に浦和レッズに加入し、2022年からヴィッセル神戸でプレーしている。

 しなやかで華麗なドリブルを武器として活躍してきた汰木は、近年得点に直結するプレーが向上した。浦和3年目の2021シーズンにJリーグで4得点を挙げると、神戸1年目の2022シーズンにキャリアハイとなる5得点を記録している。

 さらなる進化が期待された2023シーズンは、第6節の京都サンガF.C.戦で初ゴールを決めた。ゴール前の混戦からのこぼれ球をペナルティーアークから決めると、さらに右からのクロスにうまくヒールで合わせ、一気に2得点を挙げている。

 神戸の攻撃は、大迫勇也にロングボールを預けるパターンのほかに、クロスボールを入れる形が多い。ただ、汰木はチーム2位、リーグ全体で4位となる102回のクロスを入れたものの、成功率は25%と高いわけではなく、得点につながるケースは多くなかった。8月以降は得点もアシストもなく、優勝争いが佳境を迎えたシーズン終盤は序列が下がってしまった。来季もこの状況が続くようだと、市場価値も下がってしまうかもしれない。

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