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このままだと非常にヤバい…。Jリーグで大苦戦する6チーム。開幕5試合を終えた現状とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

FC東京


【写真:Getty Images】


順位:15位(勝ち点5)
成績:1勝2分2敗(7得点9失点)
監督:ピーター・クラモフスキー

 FC東京は新たなエンブレムで迎えた今季、苦戦を強いられている。第4節アビスパ福岡戦(3-1)でようやく初勝利を飾ったが、次の第5節川崎フロンターレ戦で0-3の完敗。3連敗を喫していた川崎に悠々と勝ち点3を与えてしまった。

 改善すべき点はさまざまだが、まずは守備陣の不安定さから立て直したい。今季はここまでクリーンシートが無く、すでにレッドカードを2枚出されている。昨季途中から就任したピーター・クラモフスキー監督はラインを高く設定しているが、その練度は不十分だ。ラインが上がりきっていない状況でボールを奪われ、強烈なカウンターを受けるシーンがしばしば見受けられる。ビルドアップの際には繋ぐことに執着している印象で、横パスに終始してサイドバックの位置で詰まることも。攻守ともに守備陣の不安定なプレーが悪循環を招いていると言えるだろう。

 加えて、前述した「多摩川クラシコ」では川崎のプレスに苦しみ、なかなか前線にボールを届けることが出来なかった。これによりゼロトップの役割を担っていたMF荒木遼太郎は孤立し、攻撃は停滞。得意な形が上手くいかない際にチームとしてどのように対応するのか、2年目の指揮官には修正力が求められている。

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