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このままだと非常にヤバい…。Jリーグで大苦戦する6チーム。開幕5試合を終えた現状とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

アビスパ福岡


【写真:Getty Images】


順位:16位(勝ち点5)
成績:1勝2分2敗(4得点6失点)
監督:長谷部茂利

 長谷部茂利監督の下で5年目を迎えるアビスパ福岡にとって、今季はFW山岸祐也(名古屋グランパス)の「幻影」を追いかけるシーズンになりそうだ。

 昨季は、クラブ史上初のYBCルヴァンカップ優勝を成し遂げ、リーグ戦では7位フィニッシュと充実したシーズンを過ごした。しかし、その原動力となった山岸やMF井手口陽介(ヴィッセル神戸)といった主力選手たちが今オフにチームを退団。昨季のような躍進を再現するハードルは高くなった。

 いざ蓋を開けてみれば、開幕3試合は1勝2分0敗(2得点1失点)という悪くない滑り出し。しかし、山岸と井手口退団の穴は徐々に響いてくる。第4節FC東京戦(1-3)、第5節浦和レッズ戦(1-2)と複数失点を許して敗れる試合が続いた。ロングボールを納めてくれるだけでなく、攻撃の潤滑油だった山岸が前線から抜けたことで攻撃陣は停滞し、自慢の守備が90分間耐え切れない。運動量に優れた井手口の不在により中盤の支配力が低下し、セカンドボールを拾えないシーンが増えた印象だ。

 そんな中で、新加入のシャハブ・ザヘディには期待したい。28歳のイラン代表FWは、高いシュートへの意欲が魅力的。第5節浦和戦では強烈なミドルシュートをネットに突き刺して、チームに先制点をもたらした。山岸のようなポストプレーや競り合いに強い選手ではないが、一発で局面を打開できる彼の決定力はチームの救世主となるかもしれない。

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