3位:浦和レッズ

【写真:Getty Images】
平均勝ち点:1.2
J1通算対戦成績:64試合22勝8分34敗
得失点:78得点100失点(得失点差-22)
3位には浦和レッズがランクインした。
Jリーグ開幕当初、サンフレッチェ広島は、「お荷物クラブ」と揶揄されるほど低迷していた浦和を相手に多くの試合で勝利を収めていた。しかし、浦和がJ1に復帰した2001年からは状況が一変する。
広島が2度目のJ2降格を味わった2007シーズンまでのJ1リーグ12試合で、なんと1分11敗と大きく差をつけられてしまった。この期間、広島は1試合4失点を5度も経験するなど、一気に苦手意識が芽生えてしまったのだ。
黄金期ともいえる2012年から2016年の間に行われたJ1 10試合でも、広島は浦和に対し3勝しかできなかった。ちなみに、当時のエースだった興梠慎三には通算9得点を叩き込まれている。
また、攻撃においても、森脇良太や槙野智章、西川周作など、かつて広島のユニフォームを着ていたDF陣を崩すことができず、完封負けを4回も記録している。
昨季はJ1開幕節で、いきなり浦和と激突。新設された「エディオンピースウイング広島」で2-0の完封勝利を飾るなど、これ以上ないスタートを切ったが、アウェイで行われた第34節では0-3と完敗し、優勝争いから一歩後退することに。いまなお、浦和は広島の天敵として立ちふさがっている。